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味覚障害

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◆味覚障害には・・・・亜鉛

 ここ数年、味覚障害の患者が一昔に比べて増加傾向にあるといわれています。「何を食べても味がしない」「自分だけ違う味に感じる」「自分だけ味が薄いと感じる」など、味覚の異常として自覚される疾患が味覚異常です。味覚異常を患っている人は、若年層から高齢者層まで幅広く、最近は20代から30代の若年層で増加していることが認められています。


 私たちの口腔内には味を感じる感覚器(細胞)が存在しており、その細胞を介して脳に信号が伝わることで、甘み・辛味・苦味などといった味覚を感じることができます。この味を感じる感覚器は「味蕾(みらい)細胞」と呼ばれており、主に舌の表面や付け根部分、そして上顎に存在しています。味覚障害は、この細胞から大脳へ至る経路のどこかで異常が起こることによって生じているとされています。


 味覚障害の主な症状として、上記のように、味の感じ方が鈍くなったり(味覚減退)、また逆に全く味を感じなかったり(味覚消失)、特定の味だけを感じなかったり(解離性味覚障害)、甘いものを苦いなどと感じたり(異味症)、何を食べても不快な味に感じたり(悪味症)、というようにさまざまなものが知られています。


 味覚障害は、脳・神経系の疾患、内科的な疾患、高圧剤や抗うつ薬など薬の副作用によって生じることもありますが、最近増えている原因に、生体内の「亜鉛」不足によるものがあります。味蕾細胞は特に新陳代謝が激しい部分であり、円滑な新陳代謝が阻害されることで味覚に異常が生じると考えられています。亜鉛は体内でタンパク質の合成に関与していることから細胞の再生に欠かせないミネラルのひとつです。不足すると、味蕾細胞の再生が妨げられることになります。


 亜鉛が不足する最大の要因は、現代の食生活にあります。加工食品やファーストフード、インスタント食品、清涼飲料水、スナック菓子を口にする機会が増えたことや、偏った食生活・食習慣により、重要な働きをする栄養素がもともと不足しやすい環境にあるといえます。そのうえ加工食品などに含まれている添加物の多くが、亜鉛の吸収を妨げたり、亜鉛の働きを阻害する方向に働くため、さらに体内の亜鉛存在量が不足する傾向に陥っています。また、亜鉛はアルコールが体内で分解される際にも消費されるため、アルコールの過剰摂取によっても不足する傾向に陥りやすくなります。


 味覚障害かどうかの正確な診断は、耳鼻咽喉科などの専門医療機関で行われ、治療としては亜鉛内服薬の投与を中心にすすめられていきます。また、食生活の見直しをすることによって、亜鉛を多く含む食品を摂取するよう心がけることも大切な視点とされています。


 亜鉛は、牡蠣に豊富に含まれており、そのほかにも卵黄、レバーなどの肉類、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類、未精製の穀類、ひじき、緑茶や抹茶などにも多く含まれています。

         

こんな症状には・・・

「こんな症状には・・・」ということで、症状別に必要とされるビタミン・ミネラルと、それらの効能についてまとめてみました。

参考にしていただけたら、幸いです。

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