NAD、NADHとは
「NAD」とは、ビタミンB群のひとつであるナイアシン(ニコチン酸)の特殊な形態のことをさします。NADはニコチンアミドアデニンジヌクレオチド (nicotinamide adenine dinucleotide) の略語で、「ナッド」と呼称します。体内では全ての細胞に存在し、脱水素酵素の補酵素として働いています。NADには酸化型と還元型があり、酸化型がNAD、還元型が「NADH」(ナドエイチと呼称)となります。
NADH(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド )は、活性型ナイアシンとして、細胞内でATP(アデノシン三リン酸)が産生される際に側面からサポートし、身体全体にエネルギーを供給するという働きに深く関与しています。つまり、簡単にいえばNADHの働きによって、エネルギーが効率よく生み出されるかどうかが決まってくるのです。
このNADHは、海外ではサプリメントとしても販売されています。活力の増加や集中力の強化、眠気の解消への効果が期待されることから、時差ぼけ解消のために使用されることもあります。
また、NADHは脳内の神経伝達物質、特にドーパミンの働きを助けることから、老人性認知症やパーキンソン病の治療、そして鬱症状の軽減に有効性を発揮するのではと考えられています。