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妊婦の方に、妊娠を計画している方に

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◆妊婦の方、妊娠を計画している方には・・・タンパク質(プロテイン)、ビタミンB1B2B6
                           B12ナイアシン(ニコチン酸)葉酸ビオチン
                           パントテン酸ビタミンCカルシウム
                           マグネシウム亜鉛セレンヨウ素
                           β-カロテン、EPA、DHA


 妊婦の方、妊娠を計画している方、妊娠の可能性のある方にとって、「栄養補給」はとても気がかりなことです。そして実際、栄養素の過不足がないよう特に配慮しなければいけない時期でもあります。なぜなら、母体の栄養状態が直接胎児に影響を及ぼすからです。

 栄養素によっては、妊娠前から意識的に不足しないよう心がけなければならないものがあったり、逆に妊娠中過剰に摂取しないよう気をつけなければならないものもあるなど、その時期と量についてはある程度知識として持っていなければならないと思われます。

 まず基本となるのは、全ての栄養素、つまりビタミンとミネラルをバランスよく摂取できるような食生活を構築する必要があるということです。食生活の見直しと改善は、妊娠してからでは遅く、妊娠を計画している方は今すぐにでも取りかからなくてはいけない最重要課題です。

 というのは、妊娠の兆候が母体に現れるたときには、すでに妊娠5~6週目に入ってしまっているからです。ですから普段から栄養素のバランスの取れた食事に配慮し、妊娠が判明した時点で、妊婦に要求されるビタミンやミネラルなどの栄養素について、通常時よりも増量することにも配慮していくというスタンスが大切です(多くの栄養素には妊婦に対する付加量が設定されています)。

 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」によると、妊婦に対して付加量が設定されている栄養素は、タンパク質(プロテイン)、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン(ニコチン酸)、葉酸、ビオチン、パントテン酸、ビタミンA、C、D、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素となっています。

 このなかでビタミンB1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)については、時期(妊娠初期、中期、末期)に応じて異なる付加量が設定されています。タンパク質以外の付加量については各栄養素の項目を参照いただければと思います。

 なお、カルシウムについては妊娠中に付加量としては特に設定されていませんが、「目安量をめざして摂取すること(18歳~29歳の女性で700mg、30歳~49歳の女性で600mg)」と「妊娠中毒症等の胎盤機能低下がある場合は積極的なカルシウム摂取が必要である」とされています。しかしながら、日本人は全般的にカルシウム摂取量が不足していることは明確であることから、意識して摂取する必要があると考えられます。

 上記で触れた栄養素とそれ以外の栄養素のうち、妊婦の方や妊娠を計画している方に特に配慮すべきものを下記にまとめました。


ビタミンA、β-カロテン
  皮膚や粘膜を健康に保ちその機能を維持します。また目の健康・機能維持や免疫機能の維持など重要な働きをする栄養素です。

  しかし、妊婦の方(妊娠3ヶ月以内)、妊娠を希望される方はビタミンAを過剰摂取しないよう特に注意する必要があります。過剰摂取で新生児の奇形発症率が上昇するという報告がされています。
※詳細は、『妊娠中(妊婦)のビタミンA摂取について』を参照ください。

  レバーなどを日頃から食べる習慣のある方は注意が必要です。レバー類は鉄分を補給できる一方、ビタミンAが大量に含まれているからです。気になる方はβ-カロテンを意識して摂取する方法があります。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAへと変換されるので過剰症の心配がないといわれています。ただし、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、サプリメントによるβ-カロテンの摂取に際しては、1日2mgを超過しないように勧告しています。

  β-カロテンのビタミンAへの転換率は低いので、一日の摂取基準を満たすためには動物性食品由来のビタミンAと植物性食品由来のβ-カロテンをバランスよく摂取する必要があります。


葉酸
  葉酸は遺伝子に関わるビタミンで、DNAを構成する核酸の合成に関与したり、ビタミンB12とともに赤血球をつくるために働きます。欠乏すると核酸が合成されず、DNAの形成や細胞分裂、成長が阻害されます。細胞分裂を繰り返しながら成長を続けていく胎児にとって非常に重要な栄養素です。

  「日本人の食事摂取基準(2005年版)」にも示されているように、厚生労働省は妊娠を計画している女性、または妊娠の可能性がある女性に対して、1日あたり400μg(0.4mg)の葉酸を摂取するようすすめています。葉酸の摂取は、胎児の「神経管閉鎖障害」(先天性の脳や脊椎の癒合不全)の発症リスク低減が期待できるといわれています。

  また、意識的に葉酸を摂取すべき時期として厚生労働省は、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間とし、同時に葉酸以外のビタミン等にも配慮する必要があると指摘しています。つまり、母体の健康と胎児の健全な発育のためには栄養バランスのとれた食事が何よりも重要であるということなのです。

  さらには、近年栄養価が低くなっている食材への懸念と様々な事由による食事情のことも考慮し、欧米における例に倣ってサプリメント(栄養補助食品)による葉酸の摂取も推奨しています。


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  ただし、妊婦の葉酸摂取に際しては、ビタミンB12欠乏の診断を困難にするとの理由から1mgを超えるべきではないとの見解も示しています。また、葉酸はミネラルの亜鉛と複合体を形成することによって、亜鉛の吸収を阻害する可能性も指摘されており、極端な量の葉酸を摂取するような食生活のあり方には、一定配慮する必要があると考えられます。

  なお、1998年からアメリカではFDA(Food & Drug Administration: 食品医薬品局)がシリアルやパンなどの食品に葉酸を添加することを義務づけています。


ビタミンB群
  ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類のことをさします。ビタミンB群は糖質やタンパク質、脂質の3大栄養素からエネルギーを産生する過程で補酵素として働いたり、脳や神経の働きに作用する栄養素です。

  B群の中には脳神経系に作用するビタミンが多いことから、妊婦の方には不足することのないよう意識的に補給する必要のある栄養素です。

  B群はお互いに作用しあう栄養素なので、まんべんなく摂取することが大切です。そのためには、あくまで食品から摂ることが基本ですが、サプリメント(栄養補助食品)で補完するという方法もあります。サプリメントを選択する際は、B群の全ての栄養素が含まれている複合サプリメント(「Bコンプレックス」と呼ばれています)を使用するのが簡便です。


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  また、妊娠中毒症の予防や、ひどいつわりの緩和にはビタミンB6の摂取量を増やすことが効果的といわれています。


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カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK
  胎児の成長にはミネラルも欠かすことができない栄養素です。健やかな骨の形成に必要なミネラルがカルシウムです。日本人の多くが1日当たりの目標量も摂取できていないといわれている栄養素だけに、妊婦の方や妊娠を計画している方は意識的に摂取するよう食生活の再構築が必要と考えられます。

  しかし、骨の形成にはカルシウム単体で働いているのではなく、そこには多くの栄養素が関与しています。まず、カルシウムが体内に吸収されるためにはビタミンDの助けが必要となります。そして、骨へのカルシウム沈着と固定を促進するためにはビタミンKが関与しています。

  さらに大切なのは、マグネシウムの存在です。マグネシウムは体内のカルシウム量を調節する働きがあるので、ミネラルバランスを崩すような偏ったカルシウムの摂取は逆効果です。カルシウムとマグネシウムの最適なミネラルバランスは2:1~3:1とされています。マグネシウムをサプリメントで摂取する場合、成人で1日あたり350mgを上限とするよう「日本人の食事摂取基準」に規定されています。

  ミネラルは体内で微妙なバランスを保って作用しています。単体のミネラルだけを大量に補給すると、このミネラルバランスを崩すことになるので注意が必要です。ミネラルは安全領域が狭く、また過剰症発症領域と接近しているということを認識し、極端な補給の仕方をしないことが肝要です。

  カルシウムはミネラルの中で体内存在量が一番多く、その働きは多岐にわたる重要な栄養素です。しかし、食品から摂取するにせよ、またサプリメントも併用するにせよ1日あたりの上限は2300mg(2.3g)とし、これを超えないよう配慮することが大切です。サプリメントのみに極端な依存をした場合、鉄の吸収を阻害したり、高カルシウム血症(血中のカルシウム濃度が上昇し、吐き気、嘔吐、むくみ、精神の混乱などの症状が現れる)や腎結石のリスクが上昇する可能性があるといわれています。

  このようなことからサプリメントを使用する場合、心配であるならば、過剰に摂取することなくミネラルバランスにも配慮しやすいといった観点から、「マルチミネラル」などの複合タイプを選択するほうが安全といえます(単体のミネラルサプリメントがよくないという意味ではありません)。


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  また、カルシウムの有効な摂取のタイミングといったものも存在します。骨の形成に必要な成長ホルモンの分泌は夜間に活発になるため、夕食時に摂取する方が効果的であるとされています。


鉄、ビタミンC
  女性は月経による出血で体外に鉄分が排出されるため、慢性的な鉄欠乏症になりやすい傾向があります。は赤血球のなかのヘモグロビンの構成成分となり、酸素を全身に供給する重要な働きを有しています。鉄が不足している妊婦の方は、この重要な働きをする鉄を胎児に十分な量を与えてあげることができません。

  脳に酸素を運びのはヘモグロビンの役目です。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を燃焼させるためには、この酸素が必要であることから、鉄不足が胎児の脳神経系に与える影響は少なくないものと考えられます。したがって、普段から貧血の程度に注意し、鉄の補給に配慮する必要があります。

  貧血の程度は血液検査で把握することができます。潜在的な貧血があるかどうかを明らかにする必要があるため、「ヘモグロビン値」だけでなく、「フェリチン値」、「血清鉄」の項目も併せて検査することが必要です。詳しくは医療機関に御相談ください。

  鉄不足解消のためには、動物性食品に含まれている「ヘム鉄」を補給することが有効です。しかし、鉄は体内に吸収されにくいといった側面があるため(吸収率は10%程度といわれています)、ビタミンCと一緒に摂取し吸収率の向上を図ることが求められます。また動物性タンパク質や銅にも同様に吸収率を高める効果があるとされています。


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  一方、コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン、緑茶などに含まれるタンニン、そしてカルシウムは鉄の吸収を阻害するよう作用するので、摂取するタイミングに配慮することも大切な視点です。


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  なお、貧血の予防に有用であるという理由から鉄を大量に摂取すること中毒症状が現れることがあります。サプリメントで補給する場合は特に注意が必要です。摂取基準に規定されているように一日の上限量40mg(成人女性の場合)を超えないよう注意することが大切です。


EPA、DHA、ビタミンC、E、β-カロテン
  EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は体内ではつくることができないため、食品から摂らなければならない必須脂肪酸です。EPAとDHAはマグロやサバなどの青魚に多く含まれており、現代人にとって不足傾向にある脂肪酸です。また、EPAとDHAは「n-3系不飽和脂肪酸」または「オメガ3」とも呼ばれています。

  EPAには血液の粘度を低下させる作用がありため、血の循環をよくする効果が期待できます。また、アレルギー疾患の予防にも効果があるとされています。一方、DHAは中枢神経系に作用し記憶や学習能力の獲得、情緒安定に関与します。また視覚機能の発達を促進するともいわれています。こういったことから、通常時もさることながら特に妊婦、妊娠を計画している方には不足することのないよう配慮したい脂肪酸です。

  EPAやDHAは魚から摂ることが望ましいところですが、シソ油やエゴマ油からも摂取することが可能です。しかし、食事情から適切な量を摂ることが困難な場合は、信頼のできるメーカーのサプリメントで補完することを考慮してもいいかもしれません。なお、妊婦の摂取目安量は、食事摂取基準によるとEPA・DHAともに1日あたり2.1gとなっています。

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  また脂肪は酸化されやすいので、ビタミンCβ-カロテンなどのような抗酸化能のある栄養素と一緒に摂取することが効果的であるとされています。

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  なお、EPA・DHAには血栓予防効果があることから、過剰に摂取すると止血作用が弱まるといった副作用があるといわれています。

         

こんな目的には・・・

「こんな目的には・・・」ということで、目的別に必要とされるビタミン・ミネラルと、それらの効能についてまとめてみました。

参考にしていただけたら、幸いです。

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