亜鉛と銅の拮抗作用
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非常に多くの酵素の補酵素として、体内で重要な役割を果たしている亜鉛。この亜鉛も、過剰の摂取により思わぬマイナスの効果、つまり症状をもたらします。それが銅との拮抗作用によるものです。
亜鉛を過剰摂取することによる主な症状は、「ミネラルの欠乏症と過剰症」の項を参照いただくとして、イライラといった神経症状や貧血などは体内から銅が欠乏することにより起こってきます。
亜鉛の過剰摂取は銅の腸管からの吸収を阻害するように作用することと、体内の銅を便と一緒に排泄させるという作用もしてしまうため、生体が銅欠乏状態に陥ってしまうのです。
銅も体内の生理作用には欠かせないミネラルであり、脳内で神経を興奮させるノルアドレナリンという伝達物質の生産に関与していたり、鉄の吸収を促進するといった重要な働きをしています。これらの働きが銅が不足することで滞り、前述した症状が現れてきます。(亜鉛と銅の理想的な摂取比率については、「ミネラルバランスとは」の項を参照ください)