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亜鉛の働き

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亜鉛について
  亜鉛は幅広く人体の組織細胞のなかに分布しており、多くの酵素の働きを活性化させたり、タンパク質の合成や分解に関与するなど重要な役割を持っています。

  また、別名「セックスミネラル」とも呼ばれており、精力を高めたり男性機能改善に効果があるといわれています。

  不足すると、新陳代謝に影響して成長に支障をきたしたり、発育不全や味覚異常などの症状が現れます。

  亜鉛の腸管からの吸収は、過剰な鉄や銅、カルシウムなどのミネラルによって阻害される傾向にあります。また低タンパク質の食事からは吸収されにくく、動物性タンパク質と一緒に摂取することによって吸収率を向上させることができます。

  亜鉛と鉄、そして銅との関係で気をつけておくことがあります。
  亜鉛の腸管からの吸収率は鉄と銅によって影響を受け、上記の通り過剰な鉄と銅は、亜鉛の吸収を阻害します。一方、亜鉛の摂取量が多くなると逆に鉄と銅の吸収が阻害され、鉄と銅の体内での有効な効果が得にくいといった傾向にあります。


英語名
  Zinc


亜鉛の効果・効能
◆亜鉛による酵素の働きを活性化させる作用
  私たちの体内で働いている酵素は2200種類以上あると言われていますが、亜鉛はそのうち約300種類の酵素の補酵素として作用して、タンパク質の合成、免疫機能の維持、各種ホルモンの分泌に深く関与しています。


◆亜鉛によるタンパク質合成作用
  亜鉛はタンパク質の合成に関わっており、体の組織をつくるうえで欠かせない働きをしています。また核酸の合成にも一役買っており、成長そのものに関与する重要なミネラルです。 


◆亜鉛による治癒作用
  亜鉛は皮膚の炎症や傷口に塗布することによって治癒効果が期待できるミネラルです。これは、亜鉛による組織や細胞の新陳代謝を活性化する機能によるものです。


◆亜鉛による味覚機能維持作用
  亜鉛が不足すると、味覚異常の症状が現れます。私たちの舌には味蕾(みらい)と呼ばれる細胞があり、そこで食べ物の味を感知しています。この細胞は新陳代謝が激しいため、亜鉛の適切な働きによって新しい細胞に置き換えられないと味覚に異常が現れてくるのです。


◆亜鉛によるホルモン合成作用
  亜鉛は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの合成に関わったり、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌に重要な役割を果たしています。


◆亜鉛による抗酸化作用
  亜鉛には体内で活性酸素が発生するのを抑制する働きを持っています。これは亜鉛が活性酸素を抑制する酵素を活性化させる機能によるものです。
  また、亜鉛は細胞膜を形成するタンパク質の成分となるため、亜鉛を過不足なく摂取できていれば、細胞が活性酸素により酸化されることを防御することができます。


◆亜鉛による免疫機能維持作用
  亜鉛には免疫力を高める働きがあります。不足すると風邪などの感染症に罹患しやすくなります。

亜鉛が多く含まれる食品
◆亜鉛が多く含まれる食べ物
 (( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す:参考『五訂増補 日本食品標準成分表』)
  ・牡蠣(生)(13.2mg)
  ・たらこ(生)(3.1mg)
  ・たたみいわし(6.6mg)
  ・かに缶(4.7mg)
  ・豚の肝臓(6.9mg)
  ・牛肉(肩)(4.9mg)
  ・牛肉(もも)(4.0mg)
  ・卵黄(4.2mg)
  ・パルメザンチーズ(7.3mg)
  ・ごま(5.9mg)
  ・味付けのり(3.7mg)
  ・抹茶(6.3mg)


亜鉛の摂取量
◆亜鉛の摂取基準
  <推奨量>
 成人男性 :9mg
 成人女性 :7mg
 妊婦(付加量) :+3mg
 授乳婦 (付加量):+3mg

<上限量>
   30mg(成人男女) 

  (注)
   ※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
   ※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。
   ※亜鉛の過剰摂取は、銅の吸収を阻害する恐れがあります。過剰に摂りすぎないよう
     注意することが大切です。(「亜鉛と銅の拮抗作用」を参照ください)
   ※一部の抗生物質と亜鉛サプリメントの飲み合わせには注意が必要です。抗生物質
     に限らず、現在何らかの薬の処方を受けていて、亜鉛サプリメントを利用すること
     を考えている場合は、医師に相談のうえ服用されることをお勧めします。

         

ミネラル

ミネラル(mineral)という英語を直訳すると「鉱物」や「無機物」という意味になります。
土や岩石に含まれている成分(元素)が私たちの健康維持に重要な役割を果たすのです。

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