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ビタミンの欠乏症

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『ビタミンとは』の項目で簡単に触れました「ビタミンの欠乏症」について、ここでは少し詳しく説明していきたいと思います。

ビタミン欠乏症といえば、「くる病」「脚気」「夜盲症」などといった病気が有名で、学校の授業や様々なメディアを通じて目にされたり耳にされた方も多いと思います。

現在の日本ではこのような典型的なビタミン欠乏症がみられることは少なくなってきましたが、 ここまでいかなくとも体内組織のビタミン量が低下すると、血液中のビタミン量の低下へと進み、さまざまな不快な症状が引き起こされます。

具体的には、疲労感や倦怠感、イライラ、動悸、息切れ、食欲不振などの症状で、「潜在性ビタミン欠乏症」と呼ばれています。これらの症状が自分たちの身に起こった場合、特に病気として取り上げるほどでもないと思いがちですが、実はビタミン不足が体調不良の原因であるかもしれないのです。

このような症状が出現する背景には、飽食の時代であるがゆえのアンバランスな食事のあり方が関係しています。

インスタント食品、加工食品、清涼飲料水やアルコールを摂る機会が過剰に増えたり、また無理なダイエットなどにより栄養のバランスに偏りが生じ、結果としてビタミンの摂取量が少なくなっているのです。

さらに、ビタミン不足には食事だけではなく、環境としての要因もあります。現代社会特有のストレスもまた、ビタミンの欠乏と密接に関係しています。ストレスを受けると、私たちの体はそれに対抗するために大量のビタミンを消費しています。摂取量が少ないうえに多量に使用されるわけですから、どうしても体内のビタミンは不足してしまいます。

以下に、ビタミンが欠乏することによって表れる症状をまとめます。

--脂溶性ビタミン--
 【ビタミンA】
  ◆欠乏症の主な症状
    夜盲症、角膜乾燥症、成長阻害
    
 【ビタミンD】
  ◆欠乏症の主な症状
    くる病、骨軟化症、骨粗しょう症

 【ビタミンE】
  ◆欠乏症の主な症状
    通常はみられないが、赤血球の溶血、神経障害

 【ビタミンK】
  ◆欠乏症の主な症状
    新生児メレナ、新生児の頭蓋内出血、血液凝固時間の延長

--水溶性ビタミン--
 【ビタミンB1】
  ◆欠乏症の主な症状
    倦怠感、脚気、多発性神経炎、ウェルニッケ脳症

 【ビタミンB2】
  ◆欠乏症の主な症状
    成長障害、口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎、皮膚炎、角膜炎、目の充血

 【ナイアシン】
  ◆欠乏症の主な症状
    ペラグラ(皮膚炎、胃腸障害)、皮膚炎、神経障害

 【ビタミンB6】
  ◆欠乏症の主な症状
    皮膚炎、脂漏性湿疹、口内炎、口角炎、結膜炎、成長障害、貧血

 【ビタミンB12】
  ◆欠乏症の主な症状
    悪性貧血

 【葉酸】
  ◆欠乏症の主な症状
    巨赤芽球性貧血、口内炎

 【ピオチン】
  ◆欠乏症の主な症状
    皮膚炎、脱毛、神経障害、食欲不振、不眠

 【パントテン酸】
  ◆欠乏症の主な症状
    成長障害、体重減少、めまい、疲労、頭痛

 【ビタミンC】
  ◆欠乏症の主な症状
    壊血病、歯茎や皮下の出血、免疫力の低下、皮膚の衰え、骨の形成不全

         

ビタミン

「ビタミン」という物質を言葉で定義すると次の様になります。
『微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分でつくることができない有機化合物』(日本ビタミン学会と社団法人ビタミン協会HPより)

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