マグネシウムの働き
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【マグネシウムについて】
成人の場合、マグネシウムはその体内に約25g含まれていると言われています。そのうち約70%は骨や歯に存在しています。不足すると骨から溶け出して利用されます。
【英語名】
Magnesium
【マグネシウムの効果・効能】
◆マグネシウムの補酵素としての作用
マグネシウムは、体内で300種類以上に及ぶ酵素の働きを補うという重要な役割を果たしています(補酵素としての役割)。糖質や脂質の代謝にはビタミンB群が欠かせませんが、ミネラルの側から栄養素の代謝に深く関与しているのがマグネシウムなのです。
◆マグネシウムによるカルシウムの骨や歯への沈着作用
マグネシウムは骨を形成する際に必要不可欠なミネラルです。健全な骨の形成には、ミネラルのカルシウムがリン酸カルシウムとなって骨に沈着する必要がありますが、マグネシウムはこの沈着作用の調節を行う役割を担っています。
◆マグネシウムの筋肉収縮作用
筋肉の収縮作用で支配的な役割を果たしているミネラルはカルシウムですが、このカルシウムの働きを調節しているのがマグネシウムです。
筋肉細胞にカルシウムが入ることで筋肉の収縮は行われていますが、この量を調節しているのがマグネシウムの役目です。したがって、マグネシウムが不足すると筋肉の収縮作用が上手く機能せず、痙攣や震えといった症状が出現しやすくなってしまいます。
◆マグネシウムの精神安定作用(抗ストレス作用)
カルシウム以外に精神安定作用のあるミネラルがマグネシウムです。神経の興奮を鎮める作用があり、穏やかな精神状態を維持するよう働いてくれます。
マグネシウムはストレスによって最も消費されるミネラルなので、不足することがないよう気をつけたいものです。
◆マグネシウムの血圧維持作用
血圧のコントロールに欠かせないミネラルが、カルシウムとマグネシウムです。この2つのミネラルの作用は拮抗しており、カルシウムが血管を収縮させて血圧を上げる方向に作用するのに対し、マグネシウムは逆に血管を弛緩させ血圧を下げる方向に作用します。このようにお互いがバランスをとった結果、正常な血圧が維持されるのです。
【マグネシウムが多く含まれる食品】
◆マグネシウムが多く含まれる食べ物
(( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す:参考『五訂増補 日本食品標準成分表』)
・玄米(110mg)
・納豆(100mg)
・生牡蠣(74mg)
・干しえび(520mg)
・ごま(370mg)
・さつまいも(25mg)
・落花生(200mg)
・あおのり(1300mg)
・黄な粉、黄粉(240mg)
【マグネシウムの摂取量】
◆マグネシウムの摂取基準
<推奨量>
成人男性 :290mg(18~29歳)、310mg(30~49歳)
成人女性 :230mg(18~29歳)、240mg(30~49歳)
妊婦(付加量) :+40mg
授乳婦 (付加量):+0mg
<上限量>
通常の食品から摂取の場合、上限量は設定なし。
通常の食品以外からの摂取量の上限量は350mg(成人男女)
(注)
※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。