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コエンザイムQ10に関連して

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 ここでは、コエンザイムQ10(別名、ビタミンQ、CoQ10、ユビデカレノン、ユビキノン-10)について関連する事項について触れていきたいと思います。

 コエンザイムQ10の主な働きについては、『ビタミン様物質とは』のところでも簡単に説明しておりますので、そちらも参照ください。

 コエンザイムQ10の呼称についてですが、「コエンザイムQ10」はサプリメント、「ユビデカレノン」は医薬品、「ユビキノン-10」はOTC薬(over the counter drug:薬局で買える薬)としての呼び方です。
 

コエンザイムQ10について
  『コエンザイムQ10』については、多くの方が一度はその呼び名を耳にしたり、実際にその名称を冠せられた種々の商品を手にされたり目にされたりといったことがあるかと思います。ビタミンQやユビキノンという名称よりも、コエンザイムQ10という呼び方のほうが広く生活に浸透するまでになってしまいました。

  このコエンザイムQ10については、アメリカでは1980年代からサプリメントとして販売されています。日本では30年以上前から”うっ血性心不全”の医療用医薬品(ユビデカレノン)として用いられてきました。2001年には規制緩和のため「医薬品の範囲に関する基準(食薬区分)」が改正され、さらには2004年に「化粧品基準」の改正を受けて、コエンザイムQ10が健康食品なり化粧品なりといった私たちが広く手にすることのできる商品として、市場に浸透していったのです。
                      
  全世界で様々な商品に用いられているコエンザイムQ10は、全て日本のメーカーが生産・供給しています。世界に先駆けてコエンザイムQ10の工業化に成功したのは、日清ファルマ(株)という会社です。その後、(株)カネカ、旭化成ファーマ(株)、三菱ガス化学(株)の3社もそれぞれコエンザイムQ10の生産方法を確立していきました。現在、コエンザイムQ10を生産しているのはこの4社だけといわれています。この4社が製造したコエンザイムQ10が多くのサプリメントメーカーや化粧品メーカー、食品メーカーなどに供給されています。

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★日清ファルマ コエンザイムQ10


  「コエンザイム」を英語で表記すると、”coenzyme”となります。”enzyme”とは「酵素」のことですので、それに「補う」という意味の接頭語である”co-”がついて、「補酵素」を意味する言葉となります。

  「Q10」は補酵素を識別するための記号です。コエンザイムQには多くの種類の同族体があることがわかっており、私たち人間が利用しているのが「Q10」なのです。補酵素Q10は体内、特に心臓や肺、腎臓、肝臓、筋肉などの臓器や組織に(主として細胞内)に存在しており、細胞がATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれるエネルギーを生成する際に補酵素として働くとから、生命維持に不可欠な役目を果たしていると考えられています。

  コエンザイムQ10は人間の体内で合成されますが、20代をピークに加齢とともに、また生活条件に応じてその量は減少するとされています。


コエンザイムQ10の歴史
  1957年: ウィスコンシン大学 クレーン博士(米国)がコエンザイムQを発見
  1966年: カルフォルニア大学 タッペル教授ら コエンザイムQに抗酸化作用の
         あることを発見
  1974年: 日本で、コエンザイムQがうっ血性心不全の改善薬として認可される
  1978年: ミッチェル博士(英国) コエンザイムQ10によるATP産生の仕組みを
         明確にする(ノーベル化学賞受賞)


コエンザイムQ10の特性
  脂溶性(油分が十分な食事をした後に、摂取すれば吸収率が高まります)
  常温でオレンジ色の結晶状の固体
  約50℃で液体化
  長時間の光照射で変性する


コエンザイムQ10の効果・効能
  ・エネルギー生産に関わる
  ・優れた抗酸化作用


コエンザイムQ10の副作用
  因果関係は不明としながらも、コエンザイムQ10を摂取して胃腸障害が認められたとする報告が僅かながら存在すると厚生労働省は発表しています。

  また、血圧降下剤や血糖降下剤、また抗血栓剤(ワーファリン)との併用は薬剤の作用を強めたり、逆に効果を弱めたりするという報告も海外では存在しています。したがって、これらの医薬品を現在使用中の方で、なおかつサプリメントなどからコエンザイムQ10の利用を考えている場合は主治医と相談のうえ使用されることをお勧めします。


コエンザイムQ10の必要量
  元来、医薬品としてのコエンザイムQ10の基準量は30mgまでとされてきました。しかし、2001年に食薬区分が変更になって成分としての使用許可が食品にまで拡大された結果、含有量数十mgのものから医薬品の量を超える数百mgのものまで、幅広い含有量のサプリメントが流通するようになったのです。

  このような状況のなかで平成18年8月、内閣府食品安全委員会は『コエンザイムQ10に係る食品健康影響評価に関する審議結果』という資料において以下のようにまとめています。

  ・データ不足のため安全な摂取上限量を定めることは困難としながらも、原則
   コエンザイムQ10の医薬品としての基準量30mgを越えないことを基本とす
   ること

  ・すでに様々な製品が流通してしまっている状況を考えて、個別の製品の安
   全性についてはメーカーの責任で適切に確保される必要がある(「長期摂取
   した場合の安全性の確認」「摂取上の注意事項を消費者へ提供」など)

  としています。


コエンザイムQ10を多く含む食品
  コエンザイムQ10が多く含まれている食品としては、イワシ、さば、牛肉、豚肉、レバー、大豆、ブロッコリー、ほうれん草、ピーナッツなどが挙げられます。イワシで100gあたり約5mg、さばでは約4mg、牛肉では100gあたり約3mg含まれているといわれています。

         

ビタミン様物質

ビタミン様物質は、体内で合成されるという点で13種類のビタミンと異なりますが、ビタミンに似た働きをし健康を維持促進するうえで必須となる微量栄養成分です。

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