ビタミンEの働き
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【ビタミンEについて】
◆化学名
トコフェロール、トコトリエノール
ビタミンEには、4種類のトコフェロール(α、β、γ、δ)と4種類のトコトリエノール(α、β、γ、δ)の合計8つの化合物があり、これらのことを総称してビタミンEと呼んでいます。
◆特性
脂溶性
◆安定性
「ビタミンの取り扱い(1)」を参照ください。
【ビタミンEの効果・効能】
◆ビタミンEの抗酸化作用
私たちが日常必要とするエネルギーは、体内の栄養素(糖質や脂質など)を燃焼させることによって得ています。このとき必要となるのが酸素ですが、体に対して有害な方向に作用する場合があります。それがいわゆる過酸化物といわれるもので、特に不飽和脂肪酸と酸素が結合してできる「過酸化脂質」は細胞膜を破壊したり、細胞の働きを衰えさせます。これが老化の原因であるといわれています。
ビタミンEにはある物質と酸素が結合するのを防ぐ抗酸化作用があるため、ビタミンEの十分な摂取によって過酸化脂質の発生を抑制することができます。ビタミンEは別名「若返りのビタミン」といわれています。
◆ビタミンEの動脈硬化予防作用
血管の老化、いわゆる動脈硬化は血管壁に中性脂肪や悪玉コレステロールが蓄積することが原因のひとつで、高血圧症や心臓病、脳梗塞などの病気を引き起こす恐れがあります。
ビタミンEには血中の善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らし、また血中の中性脂肪も減らして動脈硬化を防ぐ作用があります。
◆ビタミンEの血管拡張作用
冷え性の原因である抹消血管の血行不良には、ビタミンEが効果を発揮します。これはビタミンEに血管を拡張させる作用があるためで、この作用により血行を改善することが期待できます。
また、血行が改善することにより、冷え性だけではなく肩こりの辛い症状も緩和させる効果があります。
◆ビタミンEの生殖機能維持作用
ビタミンEは性ホルモンと深い関係があります。女性ホルモンのバランスを整えて生理不順を防止したり、更年期障害特有の症状を予防・改善する効果があります。
また一方、男性ホルモンの分泌とも関係しており、精力減退などに対して効果があるといわれています。
【ビタミンEが多く含まれる食品】
◆ビタミンE(α-トコフェロール)が多く含まれる食べ物
(( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す :参考『五訂増補 日本食品標準成分表』)
・アーモンド(29.4mg)
・抹茶(28.1mg)
・あんこうの肝(13.8mg)
・いくら(9.1mg)
・あゆ(8.3mg)
・うなぎの蒲焼(4.9mg)
・たらこ(7.1mg)
・マーガリン(19.1mg)
・ひまわり油(39.2mg)
・小麦胚芽(32.6mg)
・だいこんの葉(4.9mg)
・かぼちゃ(4.8mg)
・しそ(3.9mg)
【ビタミンEの摂取量】
◆ビタミンEの摂取基準
<推奨量>
成人男性 :9mg(18~29歳)、8mg(30~49歳)
成人女性 :8mg
妊婦(付加量) :+0mg
授乳婦 (付加量):+3mg
<上限量>
成人男性:800mg
成人女性:600mg(18~29歳)、700mg(30~49歳)
(注)
※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
※α-トコフェロールについて算定。
α-トコフェロール以外のビタミンEについては含んでいません。
※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。