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パントテン酸の働き

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パントテン酸について
◆化学名
  プロティル、グルタミン酸
  昔は、「ビタミンB5」とも呼ばれていました。


◆特性
  水溶性


◆安定性
  「ビタミンの取り扱い(1)」を参照ください。


◆その他
  サプリメント等の中には「パントテン酸カルシウム」という形で含有されていることが殆どです。
  その詳細については、「パントテン酸カルシウムとは」を参照ください。

パントテン酸の効果・効能
◆パントテン酸のコレステロールをコントロールする作用
  パントテン酸は善玉コレステロールを増やして、コレステロール値を適正に保つ働きがあります。善玉コレステロールが血液や細胞内の余分なコレステロールを回収するので、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に効果を発揮します。


◆パントテン酸の糖質・脂質の代謝作用
  パントテン酸は、糖質や脂質の代謝に深く関係しています。糖質と脂質が燃焼するときに欠かせない酵素をコエンザイムA(CoA、補酵素A)といい、パントテン酸はコエンザイムAの主成分となります。

  また、特に脂質を分解・合成する際に、ナイアシン(ニコチン酸)ビタミンB2と協力して重要な役割を果たしています。


◆パントテン酸の抗ストレス作用
  パントテン酸は「抗ストレスビタミン」といわれ、副腎に作用して副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きがあります。したがって、充分な摂取によってストレスに対して強くなる、疲れに対する耐性ができるなどの効果が期待できます。

  また、ストレス性のにきびの症状に、パントテン酸の摂取が効果的と言われています。


◆パントテン酸の養毛効果
  パントテン酸の誘導体である「パンテノール」という物質は、皮膚の栄養と大きな関わりを持っています。パントテン酸(パンテノール)は毛根や毛髪の周囲の皮膚に影響を与え、髪の質をよくし、つやのある髪にする効果を持っています。そのため、ヘアケア製品の成分として含まれていることがあります。

  また、パントテン酸は皮膚を健康に保つ働きを有していることから、ビオチンとともにアトピー性皮膚炎に効果があるとも言われています。

  パンテノールは肌荒れ、日焼け防止に効果があることから化粧品や軟膏にも成分として含まれています。

◆パントテン酸の免疫力を高める作用
  パントテン酸は、葉酸ビタミンB6とともに免疫のたんぱく質を作る働きがあります。これにより風邪などの感染症に対する抵抗力が高まります。


パントテン酸が多く含まれる食品
◆パントテン酸が多く含まれる食べ物
  パントテン酸の「パントテン」とは、「どこにでも広く存在する」という意味です。その名が示すとおり、動物性食品、植物性食品全般に含まれているので、通常の食生活をしていれば不足することはないと言われています。

  ただし、アルコールやコーヒーに含まれるカフェインはパントテン酸を著しく消費しますので、これらの飲料を多く摂取する習慣のある人は注意が必要です。

 (( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す :参考『五訂増補 日本食品標準成分表』)
  ・鶏の肝臓(10.1mg)
  ・牛の肝臓(6.4mg)
  ・豚の肝臓(7.19mg)
  ・鶏ささみ(3.08mg)
  ・たらこ(3.68mg)
  ・いくら(2.36mg)
  ・干し椎茸(7.93mg)
  ・モロヘイヤ(1.83mg)
  ・卵黄(4.33mg)
  ・落花生(2.56mg)
  ・納豆(3.60mg)
  ・抹茶(3.70mg)


パントテン酸の摂取量
◆パントテン酸の摂取基準
  <推奨量>
 成人男性 :6mg
 成人女性 :5mg
 妊婦(付加量) :+1mg
 授乳婦 (付加量):+4mg

<上限量>
   定められていません

  (注)
   ※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
   ※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。

         

ビタミン

「ビタミン」という物質を言葉で定義すると次の様になります。
『微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分でつくることができない有機化合物』(日本ビタミン学会と社団法人ビタミン協会HPより)

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