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ビタミンB2の働き

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ビタミンB2について
◆化学名
  リボフラビン、ラクトフラビン


◆特性
  水溶性


◆安定性
  「ビタミンの取り扱い(1)」を参照ください。


ビタミンB2の効果・効能
◆ビタミンB2の成人病予防作用
  ビタミンB2は脂肪の代謝に深く関わっています。過剰に摂取された脂質は血液中に流れ出、血管壁に沈着して血流を阻害し、動脈硬化を起こす因子のひとつになっています。ビタミンB2を不足なく摂取することによって、血管壁に付着する余剰脂質である過酸化脂質の生成を防ぎ、またコレステロールや中性脂肪を減らして、その結果として成人病(心臓病や脳卒中のほとんどは、動脈硬化が原因)を予防する効果があるとされています。


◆ビタミンB2の過酸化脂質分解作用
  B2はB群のなかで唯一体内での抗酸化システムに関与している栄養素です。
  体内の過酸化脂質を分解してアルコール化する酵素に、グルタチオンやグルタチオンペルオキシターゼという酵素があります。これらの酵素はその働きによって自らが酸化型になってしまいますが、これを還元して再び抗酸化能を発揮できるようにする酵素がグルタチオン還元酵素と呼ばれるものです。活性型のB2は、この還元酵素の補酵素となります。

  B2はこのように酸化した脂質の分解に関わっています。したがって上記『B2の成人病予防作用』でも触れたように、血管壁に付着する余剰脂質である過酸化脂質(LDLコレステロール)の生成を防ぎ、動脈硬化を予防する効果が期待されています。


◆ビタミンB2の肥満防止作用
  ビタミンB2は脂肪の代謝に作用するので、肥満の防止や解消にも役立ってくれます。しかし、肥満の防止・解消には、ビタミンB2の摂取だけでなく、脂質の多い食品を控えるという視点、生活習慣の見直し、そして適度な運動も当然大切になってきます。


◆ビタミンB2の皮膚や粘膜を健康に保つ作用
  ビタミンB2には皮膚や口・舌・鼻などの粘膜を健康に保つ働きがあり、不足すると肌荒れ、目の充血、口内炎や口角炎になりやすくなります。また、脂っぽい肌になったり、脂漏性湿疹ができたりします。


◆ビタミンB2の成長促進作用
  ビタミンB2は、脂質だけでなく糖質やタンパク質といった栄養素の代謝にも関与し、体の成長・発育を促進させます。


ビタミンB2が多く含まれる食品
◆ビタミンB2が多く含まれる食べ物
 (( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す :参考『五訂増補 日本食品標準成分表』)
  ・豚の肝臓(3.60mg)
  ・牛の肝臓(3.00mg)
  ・鶏の肝臓(1.80mg)
  ・かも(0.69mg)
  ・いかなご(0.81mg)
  ・たらこ(生)(0.43mg)
  ・うなぎの蒲焼(0.74mg)
  ・納豆(0.56mg) 
  ・生卵(0.43mg)
  ・まいたけ(0.49mg)
  ・モロヘイヤ(0.42mg)
  ・焼き海苔(2.33mg)
  ・青海苔(1.61mg)


【ビタミンB2の摂取量】
◆ビタミンB2の摂取基準
  <推奨量>
 成人男性 :1.6mg
 成人女性 :1.2mg
 妊婦(付加量) :初期 +0mg
             中期 +0.2mg
            末期 +0.3mg
 授乳婦 (付加量):+0.4mg

<上限量>
   定められていません。

  (注)
   ※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
   ※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。

         

ビタミン

「ビタミン」という物質を言葉で定義すると次の様になります。
『微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分でつくることができない有機化合物』(日本ビタミン学会と社団法人ビタミン協会HPより)

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