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PQQ(ピロロキノリンキノン)とは

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 PQQとは「ピロロキノリンキノン(pyrroloquinoline quinone)」という物質の略称で、2003年4月に14番目のビタミンとして報告された栄養素です(理化学研究所の脳科学総合研究センターが英ネイチャー誌に論文掲載)。


 このPQQ(ピロロキノリンキノン、ビタミンPQQとも呼ばれています)の存在自体は意外と古くから知られており、発見されたのは1979年のことです。それ以降基礎研究は続けられていましたが、これまで体内での役割が明確になっていませんでした。PQQは様々な植物性食品や動物性食品に微量ながら含まれていることが知られています。


 PQQ(ピロロキノリンキノン)の体内での役割として報告されたのは、必須アミノ酸であるリジンの分解する際に補酵素としてPQQが関与しているということです。


 今のところ、マウスでの動物実験ではPQQ欠乏症状(成育不良、毛並み悪化、繁殖能力の低下)が報告されていますが、人間における欠乏症状は認められていません。そういう点ではビタミン様物質として扱った方がいいのかもしれません。


 その後海外の研究グループより、PQQをビタミンとすることに異論が出されており、PQQが新たなビタミンとして認められるには更に多くの研究が必要であると考えられています。


 また最近では、このピロロキノリンキノン(PQQ)にパーキンソン病の原因であるタンパク質(αシヌクレイン)の凝集繊維化を抑制する効果のあることが報告され(東京農工大大学院の早出広司教授らが報告)、今後の研究の進捗が期待されています。

         

ビタミン

「ビタミン」という物質を言葉で定義すると次の様になります。
『微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分でつくることができない有機化合物』(日本ビタミン学会と社団法人ビタミン協会HPより)

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