ビタミンAの働き
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【ビタミンAについて】
◆化学名
レチノール、レチナール、レチノイン酸
◆特性
脂溶性
◆安定性
「ビタミンの取り扱い(1)」を参照ください。
【ビタミンAの効果・効能】
◆ビタミンAの視力作用
ビタミンAは油に溶けるビタミン(脂溶性)のひとつで、視覚・視力の関係の深いビタミンです。
光の明暗を感じる網膜の能力は、ビタミンAの働きと関係しており、不足すると網膜で光を感じ
る力が弱まり薄暗いところでの視力が極端に落ちていきます。
また、眼の角膜が角質化するのを防ぐ作用もあるため、眼の疲労(眼精疲労)やドライアイの
予防にも働きます。
◆ビタミンAの皮膚・粘膜保護作用
また、皮膚や粘膜といった上皮組織を正常に保つ働きがあり、皮膚、鼻・喉や胃腸の粘膜が正
常に発育し機能するためには欠かせないビタミンです。不足すると皮膚が荒れたり、粘膜が硬
くなったり、傷つきやすくなります。その結果、ウィルスや細菌が粘膜を通して体内に侵入しや
すくなり風邪などで体調を崩す要因のひとつになったりもします。
また、髪の毛や爪を健康な状態に保つ働きも有しており、不足すると髪に艶がなくなったり、爪
が脆くなったりします。
◆ビタミンAの抗ガン作用
ビタミンAは、ガンの予防効果があるとして期待されています。
ビタミンAの粘膜を正常に保つ働き(上皮組織の免疫力を高める)が、ガンに対して有効なので
はないかといわれています。
また、ビタミンAの前駆体であり緑黄色野菜などに多く含まれている「β-カロテン」は、抗酸化
力が強く(活性酸素を除去する作用)、ガンや生活習慣病の対策へ有効であるとされています。
【ビタミンAが多く含まれる食品】
◆ビタミンAが多く含まれる食べ物
(( )内の数値は、100g中の栄養素量を表す :参考「五訂増補食品成分表」)
・鶏の肝臓(14000μgRE)
・豚の肝臓(13000μgRE)
・牛の肝臓(1100μgRE)
・うなぎのキモ(4400μgRE)
・うなぎの蒲焼(1500μgRE)
・あんこうのキモ(8300μgRE)
・ほたるいか(生)(1500μgRE)
・鶏卵(140μgRE)
・プロセスチーズ(260μgRE)
・普通牛乳(38μgRE)
・とうがらし(2900μgRE)
・しそ(1800μgRE)
・モロヘイヤ(1700μgRE)
・にんじん(1500μgRE)
・パセリ(1200μgRE)
・ほうれん草(900μgRE)
・味付けのり(5400μgRE)
・抹茶(4800μgRE)
・干し柿(240)
・プルーン(乾)(210μgRE)
・みかん(170μgRE)
(注)
※μgRE: レチノール当量
【ビタミンAの摂取量】
◆ビタミンAの摂取基準
<推奨量>
成人男性 :750μgRE
成人女性 :600μgRE
妊婦(付加量) :+70μgRE
授乳婦 (付加量):+420μgRE
<上限量>
3,000μgRE(成人男女)
<その他、注意事項>
妊婦または妊娠を希望する女性の方のビタミンA摂取については、
「妊娠中(妊婦)のビタミンA摂取について」を参照ください。
(注)
※上記の値は、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より抜粋しました。
※上記の「成人」の定義は、18~49歳 の人々とします。